蛍舞う星空
撮影者 : 伊藤 和恵さん
〈撮影場所 : 周布川(内村町)〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
周布川とは思えない幻想的な光景で、星の輝きがとても印象的です。ソフト系のフィルターを使ったような柔らかな雰囲気が感じられます。蛍と星空という露出の異なる被写体を見事に捉え、長秒撮影ならではの美しい仕上がりになっています。
それぞれの黄昏
撮影者 : 松谷 敏秀さん
〈撮影場所 : 石見畳ヶ浦〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
これは偶然の一瞬を捉えたものでしょうか?人物の配置やシチュエーションが非常に洗練されており、まるで企業広告を思わせる完成度の高い作品です。動きのあるシルエットが効果的で、全体に躍動感を与えています。また、太陽の位置取りが絶妙で、自然光を活かした美しい表現に撮影者のセンスが感じられます。計算されたような構図が、シンプルながら強い印象を残す一枚です。
哀しみを照らす
灯をかざせ
撮影者 : 石田 龍嗣さん
〈撮影場所 : 国府海岸〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
夕方の国府エリアならではの美しさが存分に表現された一枚です。空と海が織りなす深みのある色合いと、そのコントラストが画面全体に広がり、思わず見入ってしまうような印象を与えます。このような瞬間を丁寧に捉えたことで、地域の魅力が際立った作品に仕上がっています。
躍 如
撮影者 : 河村 篤司さん
〈撮影場所 : 島根県立しまね海洋館アクアス〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
それぞれの個性が感じられるペンギンたちの仕草が可愛らしく、特に一点を見つめる姿がとても印象的です。このような自然な表情をこれほど至近距離で捉えられるのは、アクアスならではの環境があってこそでしょう。ペンギンたちの愛らしい動きを間近で感じられる魅力が、写真を通してしっかりと伝わってきます。
春うらら
撮影者 : 向田 晋也さん
〈撮影場所 : 浜田市瀬戸ヶ島町〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
海の街浜田のほのぼのとした雰囲気がよく伝わる一枚です。水面の揺らぎが収まるのを待ってシャッターを切った丁寧さが、写真の仕上がりに活きています。画面左の橋をカットし、島と水面をセンターに配置すると、さらに可愛らしい印象になったかもしれません。
畳ヶ浦の夕陽
撮影者 : 仲 翔平さん
〈撮影場所 : 石見畳ヶ浦〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
畳ヶ浦の美しさを見事に捉えた一枚です。太陽が飛びすぎることなく抑えられており、シャドー部には細やかなディテールが残されているため、自然の奥行きと豊かさをしっかりと感じることができます。光と影のバランスが絶妙で、自然が織りなす美しい風景を丁寧に表現した作品に仕上がっています。
浜田漁港の夏
撮影者 : 河村 正行さん
〈撮影場所 : 浜田漁港〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
船のディテールをしっかりと捉えつつ、花火を組み合わせた構図がとても新鮮で印象的です。花火の色彩も美しく表現されており、特に青と赤の光のコントラストが目を引きます。このような異なる被写体をバランス良く収めたことで、魅力的な一枚に仕上がっています。
海の冒険者たち
撮影者 : 松下 知江美さん
〈撮影場所 : 石見畳ヶ浦〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
被写体がカメラを意識していない自然な雰囲気がとても魅力的です。まだ夕方前の暑い時間帯ならではの光線が、干潮の様子を見事に表現しています。磯遊びの楽しさやその場の空気感が画面全体から伝わり、見る人に親しみを感じさせる一枚に仕上がっています。
大麻山神社
撮影者 : 山形 隆真さん
〈撮影場所 : 大麻山神社〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
私もこの場所を好んで訪れることがありますが、特に天気の悪い日には霧や雨が色を深め、独特の神々しさを感じさせます。本作では、霧に浮かぶ社殿が幻想的に描かれており、このエリア特有の雰囲気がよく表現されています。露出設定も適切で、画面全体に深みが生まれ、作品の魅力をさらに引き立てています。
えっ、ここ浜田?
撮影者 : 池田 まさあきさん
〈撮影場所 : 下府川河口〉
審査委員長コメント
【審査委員長コメント】
何度も訪れたことのある沖縄の夕景にも劣らない、美しい色調が印象的です。雲が良いアクセントになり、ブルーからオレンジへの鮮やかなグラデーションが目を引きます。この鮮明な色彩表現によって、夏の浜田の魅力が存分に引き出された一枚です。見る人に季節感と風景の美しさをしっかりと伝える作品になっています。