1989 年(平成元年)に先人を顕彰するため建立されたもの。この石碑には、大村益次郎を描いた歴史小説「花神」を縁に司馬遼太郎氏の碑文「浜田城」があり、石見人気質と浜田城の歴史や文化を偲ぶことができます。
長州藩の支配が終わり、1870年(明治3年)に浜田県が設置された後、1872年(明治5年)頃に県庁の門として建てられました。1967年(昭和42年)に現在地に移築されました。
右側の石垣と通路を挟んだ左側の石垣との間に二ノ門がありました。この門をくぐると高い石垣で方形に囲まれた空間があり、道路を阻む構造(枡形虎口(ますがたこぐち))となっています。浜田城では二ノ門にだけみられます。
左奥に天守(三重槍)がそびえていました。ここから浜田市街や日本海が一望できます。
多門(多門造、渡門)ともいわれ、門の上に屋敷があり緊急時には家老が詰めるなど重要な門でした。
浜田城跡の御城印やペーパークラフトなどを販売しています。人気の続日本 100 名城のスタンプもあります。観光・登城の記念にぜひお立ち寄りください。